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06/ オウンドメディア運営を極めるブログ

戦略人事の勉強にオススメの本3選

戦略人事の勉強にオススメの本3選

多くの企業が人事に悩むように、その悩みを解決しようとする書籍も数え切れないほど多くあります。しかし時間は有限であり、世界中のビジネス書を読むことは不可能ですね。

そこで今回は、戦略人事の勉強にオススメの本を紹介します。ビジネス書は読んだ事がないという方や、具体的な対策を知りたいという方まで様々だと思いますので、それぞれ雰囲気の違う3冊を揃えました。

オススメ本①「仕事は楽しいかね? 2」

たとえば急に「戦略人事が必要だ! 勉強しなさい」と言われても、ビジネス書はあまり読んだことがないし、ビジネス用語もチンプンカンプンだ…という方もいるのではないでしょうか。

そんな方にオススメしたいのが、この「仕事は楽しいかね? 2(デイル・ドーテン著/野津智子 訳)」です。こちらは2と書いてある通り、「仕事は楽しいかね?」の続編となっています。

専門用語が少なく、物語形式で読みやすい構成

本書はビジネス書には珍しく、物語形式で人事の概念が説明されています。ビジネス書にありがちな専門用語もあまり出てきませんので、サクサクと読み進められます。

登場人物は中間管理職である主人公と、“とんでもない経歴を持つ発明家・起業家”であるマックス・エルモアの2人だけ。「物語」ですので、主人公もマックスも架空の人物ですが、会話中に事例として出てくる企業はすべて実在の企業です。

1では「個人が働くこと・仕事を楽しむこと」について説かれていましたが、2では原題に“THE GIFTED BOSS”とあるように、「上司と部下の関係」などの人事について書かれています。

戦略人事という単語は出てこないが、戦略人事の話をしている

専門用語が出てこないため、「戦略人事」という単語も本書では一度も出てきません。(そもそも発行が2002年なので、まだそのような概念は無かったかも知れません)

しかし、これは「ダイレクト・リクルーティング」の話をしているじゃないか、という内容が飛び出してきます。

優れた上司は優れた部下を採用するときに“引き入れる”という表現を使う。“探し求める”とか“あちこち探してまわる”という言葉もよく使うな。

有能な部下は、探すことより探されることのほうがずっと多いんだ。

(引用:「仕事は楽しいかね? 2」p119)

企業が人材を採用しようとする時、まず想像されるのは「応募されるのをただ待っている状態」です。

しかしこの本は、有能な人材が欲しいなら探し回り、その人材が「ここで働きたい」と思うような環境を整え、直接声をかけるべきだと説いています。これはまさしく、人事戦略のひとつであるダイレクト・リクルーティングの考え方なのです。

再度言いますが、本書に“戦略人事”という単語は一度も出てきません。しかしこのように、有能な人材を引き入れるには・有能な人材に育成するには…という、まさに戦略人事的考え方が次から次へと出てきます。

オススメ本②「ビジョナリー・カンパニー②飛躍の法則」

ビジネス書を読む事に抵抗がない方は、こちらの「ビジョナリー・カンパニー②飛躍の法則(ジェームズ・C・コリンズ著/山岡洋一 訳)」がオススメです。

本書は「良好な企業が偉大な企業になるためには何が必要であるか」ということを、5年にわたって調査した研究データを元にまとめられています。

前項に続いてまたしても“2”なのですが、本書の中に「この本は『ビジョナリー・カンパニー』の続編ではなく、逆に前編なのだ」という表記があるので、2から読んでも問題はないでしょう。

この本の内容は仕事への活用だけにとどまらない

本書はまごう事なきビジネス書です。研究チームの厳しい基準によって選別された28社の調査データを元に“偉大な企業は何を以って偉大になったのか”を研究した結果が述べられています。

しかし、本書の「はじめに」という項目に書かれている内容が、面白いのです。

この本の論点を読者が役立つものだと判断し、それぞれの仕事に適用しようと考えてもらえれば幸いである。

自分がはたらく企業で適用できないのであれば、社会活動に、社会活動で適用できないのであれば、少なくとも読者の人生に、役立ててもらえればと希望している。

(引用:「ビジョナリー・カンパニー②飛躍の法則」冒頭XIV,XV)

自分の人生に役立てようと思いながら、ビジネス書を開く人はいるでしょうか? たとえ人生のほとんどを仕事に捧げる人物だとしても、です。

しかしすべて読み終わった後、「なるほどこの本に書いてあることは、“生き方”にも適用できる」と思えました。

仮にこの本を読んだあなたが「自分の企業には適用できない…」と思ったとしても、生き方に少しでも影響を与えられるのではないか…そんな風に考えられる、すばらしい本です。

偉大な企業を作るには「だれを選ぶか」が重要

この本は、それまで凡庸だった企業が偉大な企業へ発展・成長していくために何が必要かということを研究した内容ですが、人事(人材)が重要であるということがきちんと書かれています。

以下の「バスの乗客」のたとえはとても分かりやすいものでした。

偉大な企業への飛躍をもたらした経営者は、まずはじめにバスの目的地を決め、つぎに目的地までの旅をともにする人びとをバスに乗せる方法をとったわけではない。まずはじめに、適切な人をバスに乗せ、不適切な人をバスから降ろし、その後にどこに向かうべきかを決めている。(略)

第一に、「何をすべきか」ではなく「だれを選ぶか」からはじめれば、環境の変化に適応しやすくなる。人びとがバスに乗ったのは目的地が気に入ったからであれば、十キロほど走ったところで行く先を変えなければならなくなったとき、どうなるだろうか。当然、問題が起こる。

だが、人びとがバスに乗ったのは同乗者が気に入ったからであれば、行く先を変えるのははるかに簡単だ。「このバスに乗ったのは、素晴らしい人たちが乗っているからだ。行く先を変える方がうまくいくんだったら、そうしよう」。

(引用:「ビジョナリー・カンパニー②飛躍の法則」p66)

企業の根幹となる理念はしっかり持ち、それに合った人材を選ぶべきではあるのですが、企業の目的地は明確でなくても良い、というのです。

みなが一丸となって企業目標(目的地)に突き進むのが経営戦略である、というのがこれまでの一般的な考え方でしたが、それでは目標を簡単に変えられなくなるし、仮に変えられたとしても人(社員)がついて来なくなってしまうおそれがある、という事ですね。

では一体どんな人材をバスに乗せればいいのか? どうやって乗せればいいのか? そこが戦略人事の重要なポイントです。この回答は本書に掲載されていますので、ぜひ読んでいただきたいです。

オススメ本③「人材マネジメント・システムの変革」

前項までで紹介した書籍は企業事例も載ってはいますが、どちらかといえば「具体策よりも概念を学ぶ事ができる本」です。

もっと具体的な対策方法が知りたい、実際に企業が実践した人材マネジメントの事例を詳しく知りたい…という方にオススメするのが、日本経営システム株式会社の「人材マネジメント・システムの変革」です。

人材マネジメントのポイントが簡潔にまとめられている

まず第1章でいきなり、人材マネジメントの概念と成功ポイントがまとめられています。これを読むだけでも勉強になるくらいです。

章の最後には「経営トップが踏まえておきたいポイント」がまとめられています。経営トップではないから関係ない…と読み飛ばさず、“経営陣に人事戦略を説くカギ”として人事部門の方も読んでおいた方が良いでしょう。

変革事例が細かく掲載されている

本書で掲載されている事例は企業名が伏せられていますが、その代わりと言うべきか、とても深く突っ込んだ所まで変革事例を載せています。

人事制度見直しの経緯や要点、改革にあたり行った工夫など…売上や従業員数などの事業規模も掲載されているので、「自分の企業でも参考にできそうだ」というものがひとつはあるのではないでしょうか。

全く無関係の3冊から見える“人事戦略の基本”

著者・出版社に何の共通点もない3冊を選びましたが、大変興味深いことに、どの本にも共通して書かれている人事戦略の基本がありました。それは、

・簡単に変えることのできない、企業の明確な規準を中心に置くこと
・適した人材を重要なポイントに置くこと

の2点でした。それぞれの本で表記や表現方法は異なりましたが、どの本もこの2点の重要性を述べているのです。

詳しくは実際にそれぞれの書籍で確認してもらいたいのですが、“明確な規準”と“適した人材”は人事戦略を進める上で外せないキーワードです。

いずれか1冊でも、これからの人事戦略を進める上で参考としていただければ幸いです。

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July 28, 2017

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フリーランスでイラストレーター(デザイナー)をしている者です。 文章を書くのが好きなので、時々コラムなどを書いています。 http://nekotoba.jugem.jp/