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06/ オウンドメディア運営を極めるブログ

戦略人事とは何か、なぜ企業に重要なのか?取り入れるメリットとは

戦略人事とは何か、なぜ企業に重要なのか?取り入れるメリットとは

これまで、人事は単なる人材の管理業務として考えられてきました。しかし、目まぐるしく変化していく時代の流れに対応していくために、企業には“戦略人事”という新たな考え方が広まってきています。

戦略人事とは何なのか、それを取り入れることで企業はどんなメリットがあるかをご紹介していきます。

戦略人事とは何か

戦略人事とは従来の管理業務的な人事と異なり、企業の掲げる経営戦略を理解し、企業目標の達成をサポートするために人事を行うという考え方です。

英語圏の人事界で「グル(指導者・悟りを開いた人)」と呼ばれているデイブ・ウルリッチ氏などが提唱し始めたもので、2000年以降どんどん注目が高まってきました。

戦略人事の肝は、社員(従業員)が企業目標のために各人の能力を最大限に発揮できることです。そのため、以下の2点が重要なポイントとなります。

・企業目標の達成に貢献できる、優秀な人材の採用
・同じく目標達成のための人材育成(マネジメント)

この2点を遂行するために、人事責任者は採用戦略や教育・評価制度を見直し改革する必要があります。また、なぜその人事戦略が必要なのかを経営陣や従業員に周知・理解させるのも人事責任者の仕事です。

企業にとって戦略人事が重要な理由

長いこと同じやり方で人事を進めてきたのに、なぜ今更やり方を変えなければならないのか…そう考える経営者や人事責任者も居ることでしょう。

戦略人事が必要になってきた背景に、企業のグローバル化があります。IT技術の急進により、日本企業にもこれまでになかった事業・職種が増え、海外の取引先や顧客等と接する機会がぐんと増えてきました。

古き良きを守っていくのは日本の良い所ですが、急速に変化していく社会に対応するには、企業側も変化をしていく必要があります。古い体制に只しがみつくのみになっている企業は、いずれ衰退の一途をたどるでしょう。

そして戦略人事とは「衰退しないために」というネガティブな意味だけで必要とされるものではありません。戦略人事を取り入れることで起こるメリットも存在します。

次の項では、戦略人事のメリットについて詳しくご説明していきましょう。

戦略人事を取り入れるメリット4つ

周囲の企業が取り入れているからとか、必要だと言われたからとかで戦略人事を取り入れてはいけません。新しいことを取り入れる際には、必ずメリットを理解してから臨みましょう。

戦略人事を取り入れることによって起こるメリットは、大まかに分けて以下の4点です。

自社の企業目標や経営戦略をより明確化できる

戦略人事を立てる際、人事責任者は自社の企業目標や経営戦略を正しく理解する必要があります。

また、戦略人事を実施する際には、従業員全員が「この企業目標のために、このような戦略人事を行う」ということを理解しなくてはなりません。

これによって、これまで不明瞭であった企業目標や、経営陣にしか周知されていなかった経営戦略を明確化することが可能になります。株式会社メルカリのように、社員全員がソラで言えるスローガンなどが出来上がる場合もあるでしょう。

従業員がそれぞれ「何を為すために働いているのか」を明確にすることは、従業員にやる気を与え、会社を活性化させることにもつながるでしょう。

人事部の孤立を防ぎ、経営のパートナーとしての立ち位置を与えられる

従来の人事部は、会社の中で孤立している存在でした。特に古い体制の残る人事部は、会社のために人をコマのように動かし、本人が望まないような人員配置を指示することもあったでしょう。

そして徹底的にリスクを嫌い、これまでやってきた事を忠実に行い、従業員の良い所ではなく悪い所ばかりに目をつける、いわゆる“嫌われ役”のイメージが強くあったはずです。

しかし戦略人事を取り入れることで、このイメージはがらりと変わります。リスクを回避するために時には経営戦略の理想を抑えつける事もあったであろう人事部が、その経営戦略を滞りなく実施するためのパートナーに生まれ変わります。

また従業員を減点方式で見る事をやめ、「この従業員の能力が活かせる場所はどこか」という観点で人材配置や育成を行う事ができるようになります。さらにその取り組みの中で、人事責任者/担当者のレベルアップを図ることができます。

優れた人事は、優秀な人事責任者にしか行えません。経営のパートナーたり得る人材を人事責任者へ配置することが、企業にとって重要項目となります。

企業に所属する人材すべてのレベルアップを図ることができる

人事責任者を優れた人物に(選定もしくは成長)することで、従業員全体のレベルアップを図ることが可能になります。戦略人事による制度改革や人材マネジメントを成功させることは、所属する人材すべてを成長させる結果につながります。

企業を発展させるのは必ず“人”であり、その人を動かすのが“人事”です。経営戦略を遂行し企業目標を達成させるには、人事を経営と切り離して考えてはならないのです。

社員(従業員)のレベルが上がれば、顧客の満足度を高めることになる

最後に、戦略人事は企業のためだけのものではありません。最終的に、顧客のためにもなります。

戦略人事を提唱し始めた一人であるデイブ・ウルリッチ氏はインタビューの中でこのような話をしています。

顧客は従業員から印象を受けるものです。たとえばホテルでは、従業員がフロントで挨拶し、礼儀正しく、親切に対応します。私はゲストとして、ホテルの従業員の影響を受けます。(略)

人事の仕組みを考えるにはまず、「どんなビジネスなのか、どうしたら勝てるのか」から始めることです。ホテル業なら、ゲストを獲得し、ゲストが素晴らしい体験をすれば勝ちます。

ではゲストの経験に影響するのは何なのか? ロケーションや美しいインテリアもあるでしょうが、カスタマー・エクスペリエンス(顧客経験価値)を動かし、利益をもたらすのは従業員なのです。

(参考:人事の仕事は、長期的なビジネス成功の指標となるエキサイティングなものだ| HRプロ


当たり前のことですが、従業員の気配りで顧客が満足すれば、顧客はまたそのホテル(企業)を利用しようとするでしょう。

もしかすると、周囲の人々に「あのホテル(企業)はとても良い対応をしてくれた」と口コミしてくれるかも知れません。

それは間違いなく、企業にとっての利益となります。そしてその利益を生み出すのは人事の仕事によって生み出された優れた従業員であると、ウルリッチ氏は語っているのです。

戦略人事を立てるうえでのポイント

いざ戦略人事を立てる上で考えるべきことはいくつもありますが、もっとも重要なポイントは以下の3つです。

・経営陣に協力してもらい、企業目標や経営戦略を明確化する
・企業目標を達成するために必要な人物像を考える(採用・育成)
・現行制度の見直しと改革実施のための準備を入念に行う

戦略人事の立て方については下記記事にさらに詳しく書いてありますので、併せてご覧ください。
戦略人事の立て方において考えるべき6つのポイント

戦略人事は人事部だけのものではなく、企業全体のもの

今まで経営と人事を切り離していた企業では、戦略人事と聞いても「人事部だけが頑張ればいい」という考えになっているのではないでしょうか。

しかし、違います。戦略人事は、経営陣と社員(従業員)と人事部が一丸となって行わなければ、成功させることはできません。

企業に所属する人々が全員「何のために戦略人事を行うのか」をきちんと理解する必要があります。また、人事責任者は会社全体に理解させるための努力を惜しんではなりません。

戦略人事は、企業を支える経営戦略の立派な主軸です。これから企業を発展・成長させていくために、決して軽んじることなく取り入れて頂きたいものです。

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July 19, 2017

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フリーランスでイラストレーター(デザイナー)をしている者です。 文章を書くのが好きなので、時々コラムなどを書いています。 http://nekotoba.jugem.jp/