01/ 弊社代表、只石昌幸のブログ
EAA9開発への挑戦!『とにかく本物を作るんだ!』レバレッジ社長 只石昌幸、大いに語る

2019年10月5日、株式会社レバレッジから、満を持して「EAA9」が発売されました。
一般的には馴染みが薄いトレーニング系サプリメントであるはずの「EAA9」、しかしSNSなどを介して評判が評判を呼び、発売からわずか2か月で、現在9000個を実売。これは1万円に近い商品としては、極めて異例のことです。
それにしても、フィットネス系のメディア運営企業であるレバレッジは、なぜ物販をはじめ、そしてなぜ「EAA9」をリリースするに至ったのでしょうか。
株式会社レバレッジ代表取締役社長・只石昌幸氏に、筋肉・内臓・肌・髪など、身体の原材料となる驚異のアミノ酸サプリメント「EAA9」、その開発までの挑戦をお聞きました。
誠実で情熱的なモノ作りにまつわる、面白エピソード満載でお届けします!
目次
株式会社レバレッジはこんな会社です!
パーソナルジムのマッチングサービス「ダイエットコンシェルジュ」を全国展開し、今や約1000店舗を掲載。月間マッチング数は現在2000件を超えています。
また、パーソナルジムの養成スクールも、全国で15校をプロデュース。
そんなレバレッジの次なる挑戦こそ、D2Cと呼ばれるネット通販。そして「なぜD2Cを始めるに至ったのか?」を、今回は紐解きます!
全ては山本義徳先生との出会いから始まった!
もともとはレバレッジで『一般社団法人パーソナルトレーナー協会』を立ち上げましょうということで、理事を探していたんです。で、理事を探すならパーソナルトレーナーの中で人気の方、有名な方がいいということで、ジムを持っているパーソナルトレーナー・雇われているトレーナー・フリーのトレーナーなどの中から無作為に選んだ20人ぐらいにヒアリングをしたんです。
「理事にするなら誰がいいだろう?」と。
そしたら、聞いた全員の口から山本義徳先生の名前が出たんですよ。完全に無作為に選んだ20人だったにも関わらず、全員が満場一致でそう言うものだから『山本義徳先生っていったい誰や!?』と。
●その時点ではまだご存知なかったんですね。
ちょうど「ダイエットコンシェルジュ」を立ち上げて半年ぐらいたったころ、2016年ですね。東京体育館で初めてお会いしたんです。
会ってみると、すごく物腰の柔らかい優しい方で。ただ、当時は僕らも協会をなかなか始動することができなくて、その時は一緒に仕事をすることにはならなかったんです。
で、しばらくたって、ダイエットコンシェルジュを通じてパーソナルトレーニングジムも凄く集まってきて『モノも売れるんじゃないか?』ってなっていったんですが、僕ら物販をしたことがなかったので、物販のコンサルの人に入ってもらったんですよ。
どんなものを売ればいいのか。どうやって売ればいいのか。誰に売ればいいのか。それをコンサルティングしてくれる人と契約して、初めて試作したのが《ダイエットウォーター》的なものだったんです。
でも、そういう発言に「そうやってモノを作っていいのかな?」っていう疑問が出てくるんです。
もし、そのコンサルの人が「この成分は本当に素晴らしい成分で、これを届けることによってこんな悩みを持っている人の、こんな助けになるんですよ」っていうような人だったら僕もストレートに聞き入れられたと思うんですけど、「まだ誰も知らない成分を早い者勝ちで、より効くような表現を入れて売りましょう!」みたいな方だったので、僕もなんだかもやもやしちゃって。
そうこうする内に、もうあとはパッケージさえ作れば売りに出せるっていう段階まで行ってしまったんですがーーでも、考え直しました。
決して少なくはない違約金を払って、ナシにしたんですよね。
本当に誰かの悩み事をちゃんと解決できるようなものを作りたい、作るんだ!
●なんと……物販を始めようというその一番最初に、そんなことがあったんですね。
そして、その時に僕は誓ったんですよ。もう絶対に、最新とか流行りとかじゃ動かないぞって。
そうじゃなくて、本当に誰かの悩み事をちゃんと解決できるようなものを作りたい、作るんだ!って。
そのためには販売のプロフェッショナルじゃなくて、商品作りのプロフェッショナルに会わなくてはならないと思ったんです。
で、商品作りのプロフェッショナルを考えた時に、僕が真っ先に思い浮かべたのは大学の教授だったんですね。権威とかそういうことじゃなく、先生だったら正しいことをちゃんと知っているはずだって。
それで「大学の先生で商品作りのプロフェッショナルを紹介してください」って、また何人かのパーソナルトレーナーに聞いたら、その何人かが言うわけなんですよ、「山本義徳先生という方がいて…」と!
●再び登場!
「でもさ、山本先生は大学の先生じゃないよね?」と僕は言うんですが、みんなは口を揃えて「大学の先生よりも詳しいですから!」と言うので、再び山本先生に「協会の話はうまくいかなかったですが、私たちは今、本物のサプリメントを作りたいんです」と。「変な、中身がないような、マーケティングだけで売り切るようなものじゃなくて、欲している人にとって本当に役に立つ、本物のサプリを丁寧に作りたい。スタッフたちが自信を持って扱えるものを作りたいんです。一緒に作っていただけませんか?」とお話したんです。それがEAA9のきっかけなんですよね。
「EAAってなんだ、どんな成分でどんな効果があるんだ!?」
●なるほど、長い道のりがあったんですね。そこからEAAという、サプリメントとしては結構マニアックな商品に至ったのには、どんな流れがあったんですか?
ジム&パーソナルトレーナーという業界層の一番近くにいたので、それが一番商品としても流通しやすいんじゃなかと思ったんですね。
ただ、山本先生から『実はプロテインよりもより飲みやすくて、よりストレートに良いものを届けられるサプリにEAAっていうのもありますが、どうですか?』という話が出てきて、『何ですかEAAって?』と。
初めて聞いたし、うちのスタッフも誰も知らなかったんですよ。
で、そこから猛勉強です。EAAってなんだ、どんな成分でどんな効果があるんだというのを調べまくってみたら、「こんなに凄い効果があるんだ!?」と。
プロテインの上位互換的な存在であり、人間の素材そのものーー「タンパク質を形成するアミノ酸そのものを口にすることができる、これって本当に凄いじゃないか!」と確認したんです。
でも同時に、こんなに素晴らしいものが、なんで全然普及してないんだろう?と疑問にも思ったんですね。
●言われてみれば、ほんとにその通りです。
●(笑)ということは、商品も高くせざるを得ない。
でも、EAAっていうのはそもそも必須アミノ酸の全部である9種類が入ってなきゃいけないサプリなんです。
中には1種類、トリプトファンっていうアミノ酸を抜いているEAAもあるんですけど、その理由はトリプトファンにはリラックス効果があるから、それでは筋トレと逆の方向に行ってしまうのであえて抜いているっていう業者さんが多いんですね。
でも、9種類全部入って初めて栄養成分として摂れるという、1か所でも穴があいていると、そこから大事なタンパク質が流れ落ちちゃうというアミノ酸の桶理論(※図1参照)というのがあって、1つ足りないと結果すべてが不足してしまう。全てが入っているからこそEAAとして成立するんだっていう理論で。
なのに、その理論に基づいているEAAって、実はそんなになかったんですよ。極端なことを言うと、BCAAの3種類に凄い微量の5~6種類のアミノ酸を足して、それでEAAだって言って売ってる商品もあったぐらいなんです。
●原価を安く上げるためなのか何なのか、そういう半端な作りのEAAも世の中には結構あった。
ええ。だから、「EAAやりましょうよ」ってなった時に考えたのがーープロテインっていう市場すら、今でこそ認知はされているけれども、まだまだそんなに大きくない。
飲んでる人が凄い少ない中で、さらにEAAを知ってる人なんてほぼいない。このめちゃくちゃ小っちゃい市場を取りに行くのはどうなんだろう?という疑問が出てきたわけです。
でもそこで山本先生から「それなら、カルノシンという成分を入れませんか?カルノシンは疲労回復につながる成分で、疲れ難くなるので、朝一でトレーニングに行くようなビジネスマンの疲労も軽減するんですよ」と。「トレーニーだけじゃなく、広い対象にアピールする商品になります。そしてEAAっていうのは、そのものが疲れ難くなる効果を持っているので、さらに疲れ難くなるんです」という話があって、「それは面白いですね!!」ってなったんですよ。
ビジネスマンの働き方そのものを変えるというか、よりエネルギッシュにするというそれは、まさに僕の理想とするものだった。
ただ問題は、9種類にさらにカルノシン入れようと思ったら、めっちゃくちゃ高くなっちゃったんですよ、原価がバコーン!っと(笑)。
で、「こりゃ売れねえ!」ってなった時に、たまったま、ほんとたまたまなんですが、厚生労働省がカルノシンの元であるベータアラニンを食品使用認可することになったんです!(※厚生労働省:薬生食基発0531 第2号)
●な、何というタイミング!
ただ、僕は正直に言いますが、商品化する前に、僕自身が人体実験として飲んだんですよ、ベータアラニンを。
で、飲んだ瞬間、あまりにも身体がピリピリして、正直「これ売ったらクレームになる!」と思ったんですよ。ベータアラニン・フラッシュというのを知らなかったから。
●ベータアラニン・フラッシュ?
でも担当者たちが日々山本先生と膝を突き合わせてやってる中で、やっぱりベータアラニンは疲れやすいビジネスマンには必要ですと。
ベータアラニン・フラッシュというのがちゃんと認知されたら、クレームにはならないですから!というのを担当者に押し切られて作ったのが、9種類のEAAとベータアラニンが複合されたEAA9。
レバレッジから10月5日に発売されました!
「EAAが飲みたくてトレーニングをするぐらい美味しいものにする!」
●開発の話はやはり面白いですね。あと、開発といえば味はどうでしょう?
僕、昔ブログをやってた時代があって、その時のペンネームがこだわり社長だったんですよ。何かに集中すると病的にこだわっちゃう傾向があるんです。
で、EAA9でこだわりたかった点は2つあって、1つは「本物であること」そしてもう1つは「味が美味しいこと」だったんですよ。
本物であることに関しては山本先生にお任せしたし、担当者もそこにこだわってやっていたので、ベータアラニンの件も任せられた。で、もう1つの味に関して。
僕が担当者に伝えたゴール設定は「EAAが飲みたくてトレーニングをするぐらい美味しいものにして!」ってことだったんですよ。
そして実際、今現在の僕自身がそうなんです。
EAA9を、僕、自分が通っているジムに置いてあるんですが、家にはあえて置いてないんです。
で、ジムに飲みに行くついでにトレーニングもしてくるんですよ。いやほんとですほんと!もうね、通って飲むのが楽しみになるぐらい、美味しいんですよ!
●自分自身で実験ではありませんが、体感してみたかったと。そういえば先日、フィットネスインフルエンサーのSunnyさんとお話した時も、EAA9の味の話題になったんですよ、とても美味しいと。というのも、EAAって正直に言って美味しくないものも結構多いというか。(※SunnyさんTwitterリンク:Sunny@_sunny_fit_)
実はもちろん、EAA9の開発に当たって、既存のEAA商品も試しまくったんですよ。そしたら本当美味しくないんです!
いや、もちろん頑張ってる業者さんもいるし、EAAとして完成されてる商品もあるんですけど、でも流通しているほとんどのEAAって、あんまり美味しくないっていう認識だと思うんです。
そういわれているのも分かるぐらい、僕らも美味しいとは全く思わなかった。片っ端からいろいろ飲んだんですけどね。
●それをいったい、どういう風に美味しくさせたんですか?
ということで行きついたのが、クエン酸を使って、よりサッパリさせようと。
目指したのは、トレーニング中につるっと飲めるような味ですね。ということで今の味に行きついたんです。
ただ、日本の糖質の表記的にクエン酸って糖質なんですよ。だから成分表記のところで糖質が多くなる結果になってしまって。
でもクエン酸に含まれる糖分なので、皆さんが心配されるほど糖分入ってないんですよ!
●なるほど、サッパリとした飲み口で、かつ馴染みの成分であるクエン酸の投入が味の決め手になったんですね。
まとめ
さながらプロジェクトXかガイアの夜明けかという様々なエピソードを伺うことができた、EAA9開発までの挑戦。
やはり、真面目に誠実にモノを作ることには苦労がつきまとうものです。
そして、果たしてその苦労は報われたのか?
次回はEAA9の発売後の反応から、自然発生で起こった完全に想定外の出来事などを語っていただこうと思っています。どうぞご期待ください!


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