01/ 弊社代表、只石昌幸のブログ
国内最難関?Googleの中途採用方法と人材戦略とは

今こうしてWebブラウザを開きこの記事を読んでいる方の中で、「Google? 知らないな」という方はまずいないのではないでしょうか。
それどころか、そもそもこの記事に「Googleの検索からたどり着いた」という方もいらっしゃるかも知れませんね。
検索エンジンとしてのイメージが強いですが、マップ、アドワーズ、Gmailなど非常に多岐にわたるインターネット関連サービスを提供しているのがGoogleです。
このGoogleに就職・転職したいと考える人々は非常に多く、「働きたい企業ランキング」には常に上位ランクインしています。
今回はその人気大企業Google Inc.に中途採用されるにはどうしたら良いのか、Googleはどんな人材戦略を行っているのかを紹介します。
目次
Google Inc.とはどんな企業か?
Googleはスタンフォード大学の学生寮で産声を上げました。
当時スタンフォード大学の博士課程に在籍していた、ラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンがGoogleの創業者です。
大学院から始まったこの会社は、経営方針も企業施設の作りも従来のものとは全く異なる姿で成長を遂げていきました。
経営の知識や経験などなかった創業者二人は、非常にシンプルな経営戦略でGoogleを大きくしているのです。
ラリーとセルゲイはグーグルをいくつかのシンプルな原則にもとづいて経営していたが、そのうち最も重要なのが「ユーザを中心に考えること」だった。
最高のサービスを生み出せば、お金は後からついてくると信じていたのだ。世界最高の検索エンジンさえつくれば大成功は間違いなし、と。
(引用:「How Google Works 私たちの働き方とマネジメント」p18)
様々なインターネット関連サービスを拡大させているGoogleですが、いつも一番重要にしているのは「エンドユーザの役に立つ」ことです。
そして彼らが掲げるミッションは 「世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにすること」 。
Google公式ウェブサイト・会社情報に掲載されている「難民危機への取り組み」などを見ても、Googleが単純に自社利益だけを考えず“世界の人々の役に立つこと”を考えている企業だということが分かります。
Googleの中途採用の方法
Googleは自社サイトに人材募集専用ページを設け、求人中の職種やその詳細について調べることが可能になっています。
職種内容や勤務地によって“検索”できるシステムになっているところが、いかにもGoogleらしいと言えるところではないでしょうか。
面接について
採用試験は「面接」を主にしているようです。
本社がアメリカであり、世界的に利用されているウェブサービスであることから、英語の面接も行われます。
新卒・中途共に採用ポイントは共通となります。
Googleの考える採用ポイントは以下の4つです。
1.考える力・問題解決をする力があるか(General Cognitive Ability)
2.リーダーシップがあるか(Leadership)
3.Googleらしさがあるか(Googleyness)
4.職務に関連したスキル・知識・経験(Role-related Knowledge)
上記の要素を含んだ質問を面接で採用候補者に尋ねる、“ストラクチャード・インタビューイング”と呼ばれる方法で能力を見ていきます。
過去の経験に基づいて質問するパターンと、仮説に基づいて質問するパターンのいずれかで質問を出されます。
(参考1:超難関!GOOGLE日本法人の採用面接をクチコミとQ&Aサービスで探る!)
(参考2:思わず笑顔になる面接、グーグルの新卒採用)
Google「採用のおきて」
Googleでは、本当は採用すべきだったのに採用しなかったことよりも、“ダメな社員を採用してしまい、それを解雇するような事態を避ける”ことを重要視しています。
そのため、大変厳格な採用プロセスが組まれています。
Googleが掲げる採用のおきて、全9項目を紹介しましょう。
●自分より優秀で博識な人物を採用せよ。学ぶもののない、あるいは手強いと感じない人物は採用してはならない。
●プロダクトと企業文化に付加価値をもたらしそうな人物を採用せよ。(略)
●仕事を成し遂げる人物を採用せよ。問題について考えるだけの人物は採用してはならない。
●熱意があり、自発的で、情熱的な人物を採用せよ。仕事がほしいだけの人物は採用してはならない。
●周囲に刺激を与え、協力できる人物を採用せよ。ひとりで仕事をしたがる人物は採用してはならない。
●チームや会社とともに成長しそうな人物を採用せよ。(略)
●多才で、ユニークな興味や才能を持っている人物を採用せよ。(略)
●倫理観があり、率直に意思を伝える人物を採用せよ。駆け引きをしたり、他人を操ろうとする人物を採用してはならない。
●最高の候補者を見つけた場合のみ採用せよ。一切の妥協は許されない。
(引用:「How Google Works 私たちの働き方とマネジメント」p187,188)
面接は、採用候補者を緊張させないような配慮をされ、非常に和やかな雰囲気で行われるそうです。
しかし、こういった目で面接官が候補者を品定めしていることを忘れないように、採用面接に臨みましょう。
Googleが考える“必要な人材”とは?
Googleが採用しようとする人材は“スマート・クリエイティブ”と呼ばれる新種の存在です。
インターネット世紀での成功のカギを握る存在と言われていますが、一体どのような人材なのでしょうか。
スマート・クリエイティブとは
Google社員であるエリック・シュミットとジョナサン・ローゼンバーグの共著「How Google Works 私たちの働き方とマネジメント」では、スマート・クリエイティブの人物像について以下11点の特徴が挙げられています。
1.自分の“商売道具(能力)”を活用するための高度な専門知識を持つ。
2.分析力に優れており、データを扱うのが得意。ただしデータには振り回されない。
3.ビジネス感覚に優れている。
4.頂点を目指す意欲に溢れ、競争心が旺盛。
5.誰よりもユーザ目線、あるいは消費者目線になることができる。
6.本当の意味での斬新なアイディアがほとばしり出る。
7.常に疑問を抱き、好奇心が旺盛。
8.失敗を恐れず、リスクをいとわない。失敗からは常に何かを学べると思っている。
9.指示を与えられるのを待つのではなく、自発的である。
10.自由に他者と協力し、あらゆる可能性にオープン。
11.集中力を切らさず、細かい点まで注意が行き届く。
「こんな能力を全て兼ね備えた、超人的な人物がいるのか?」
「Googleがこんな人材を求めているなら、自分が入社するのは不可能だ」
そう思う人もいることでしょう。
もちろんGoogle側もそう考えており、“すべてのスマート・クリエイティブがこの特徴を全て備えているわけではない”と述べています。
しかしこのスマート・クリエイティブの特徴を眺めていくと、ある共通した基本的な姿勢が浮かび上がってくるはずです。
そしてそのGoogleが求める姿勢は、一般的な日本企業でただ淡々と働いていただけでは、ほぼ培われないものでしょう。
Googleが“超難関企業”と言われる理由は、そこにあるのかも知れません。
Google中途採用を目指すあなたは、Googleが求める基本的姿勢が自分にあると思えたでしょうか。
Google中途採用が難しいのは、高い志を求められているから
Google Inc.に採用されるのが難しいのは、人気企業であり倍率が高いからというだけではありません。
“Googleが社員に求める志が非常に高く、その基準を満たしていないものは落とされる”という現実があるからでしょう。
もちろんどこの企業も新卒・中途採用には慎重なのでしょうが、「試しに雇ってみる」という妥協的な感覚がGoogleからは一切感じられません。
逆を言えば、Googleが望む高い志や姿勢を備えていれば、何か少し欠けている所があったとしても採用される望みはあるということです。
「黙って従順に働いてくれさえすればいい」という企業に嫌気がさしてしまった人は、ぜひチャレンジするべき企業でしょう。


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