01/ 弊社代表、只石昌幸のブログ
インテリジェンスの「MyRefer」って何?リファラルリクルーティングの精度を高める3つの特徴

前回はリファラルリクルーティングで成功している「メルカリ」を特集致しましたが、今回は自社でもリファラルリクルーティングを行いながら、さらにプラットフォームまで作られている「株式会社インテリジェンス」についてまとめてみました。
インテリジェンスがリファラルリクルーティングを行う理由とは?
株式会社インテリジェンスってどんな会社?
株式会社インテリジェンス(英文名称:Intelligence, Ltd.)は、転職支援、人材派遣、求人情報、アウトソーシングなどを手掛ける、総合人材サービス会社です。
求人メディア事業に強い学生援護会と事業の相互補完をする目的で、2006年7月1日に学生援護会を吸収合併し、リクルートに次ぐ規模まで成長されている企業です。
2013年3月にテンプホールディングス株式会社の子会社となっています。(参照:ウィキペディア)
同社のサービスとしては、求人情報サービス「an」や、転職サービス「DODA」などが有名です。またグループとしては再就職支援・キャリア研修のテンプスタッフキャリアコンサルティング株式会社や、大学生・社会人向けキャリア教育・キャリア形成支援サービスの提供している株式会社ベネッセi-キャリアなどがあります。
この会社がどうしてリファラルリクルーティングを取り入れ、更にプラットフォームまで立ち上げたのでしょうか?
リファラルリクルーティングがなぜ必要なの?
2017年3月現在の有効求人倍率は1.49と言われており、企業の採用難度が高まっていると言われています。その為、各社はいかに人材獲得の採用コストを抑え、入社後の定着率を高めることができるかが、採用課題となっています。
そこで最近とても注目されているのが「リファラルリクルーティング」です。
リファラルリクルーティングとは、簡単に言うと社員が友人や知人を紹介する採用手法のことです。
リファラルリクルーティングのメリットとデメリット
ではリファラルリクルーティングを行う上で、そのメリットとデメリットにはどのような物があるのでしょうか?
まずメリットとしては
- ・1人当たりの採用単価を平均30万円未満に抑えることができる。
(通常の人材紹介の場合は1人当たり100〜200万円かかると言われている) - ・社員は自社に適した人材を理解しているため、マッチングが良く入社後の定着率が上がる。
- ・既存の求人サイトではリーチできない転職潜在層にアプローチができる。
などが挙げられます。
一方デメリットとしては
- ・社員が自社の募集している求人を理解していないと声をかけづらい。
- ・社員に負担がかかってしまう。
- ・面倒に感じたり、責任を負いたくないと感じる社員も出てくる。
このようなことがネックとなり、リファラルリクルーティングを上手く活用できない企業も多く存在しています。
このメリットとデメリットを徹底的に分析した結果、インテリジェンスは2015年から独自のプラットフォームとして「MyRefer(マイリファー)」を作り、更に法人向けに提供を開始致しました。
インテリジェンスが提供するMyRefer(マイリファー)ってどんなサービスなの?
同社が提供を開始したMyReferとは、社員からの紹介による人材採用活動(リファーラルリクルーティング)を支援するためのWebサービスです。
低コストでマッチング率の高い人材採用を可能にするサービスですが、ここではその主な特徴を3つ紹介致します。
特徴1:社員に負担をかけないで促進可能
先ほどのデメリットでもお伝えしましたが、社員紹介による人材採用活動を行う場合、社員への負荷は大きな課題となっています。
特に従来のリファラルリクルーティングの場合では、人事が社員に対し社員研修などを行い、その必要性を伝えていきます。
しかし人事が頑張って伝えたとしても、その割に社員の協力率は不透明だったりします。
また社員研修を受けて、社員は友人知人に声をかけていきますが、『インセンティブ目当ての一部の社員のみが活動を頑張っている』というのがよくあるパターンです。
更にせっかく紹介した友人が不採用になったり、入社した友人が会社にマッチングしなかったらどうしようというようなことを心配する社員も多くいます。
このような不安や責任に縛られて行動が止まってしまう社員も少なくありません。
インテリジェンスが提供する「MyRefer」は、社員がWeb上の採用マイページを活用し、日頃からよく使い馴れているFacebookやLINEなどのSNSを通じて求人を紹介していく仕組みとなっています。
これにより社員への工数削減にも繋がりますし、また紹介も最短10秒でできる為、社員への負担を減らすことができるようになっています。
特徴2:人事担当者も手軽に運用可能
先ほどは社員にかかる負担について述べましたが、リファラルリクルーティングでは、人事担当者にとっても大きな負担がかかります。
その為、一時的なイベントやキャンペーンのようになって終わってしまうことも少なくありません。
実は「MyRefer」には、新しい求人が出た際に、Web上の管理ページを更新するだけで、社員一人ひとりのマイページが更新されて新規求人をお知らせすることができます。
また採用が決まった人のステータスを「決定」にプルダウンで更新するだけで、入社された方の情報が自動的にマイページ上に流れる仕組みとなっています。
そのため、より一層マッチング率の高い人材を社員に紹介してもらうことができるようになっています。
特徴3:データを蓄積して分析することができる
通常のリファラルリクルーティングでは、採用に至るまでのプロセスがデータ化されないため、誰がどのくらい積極的に活動しているのかをデータとして記録することは殆ど行われていません。
「MyRefer」では社員からの求人紹介状況をトラッキングし、社員がどれだけ友人知人に紹介しているのか、どれくらいの推薦があったのかを分析することができます。
この機能により採用活動自体を分析することが可能となり、それぞれの社員の活動の課題に対し的確にアドバイスもできるようになります。
よって更に効率的なリファラルリクルーティングを行えるようになっていく仕組みとなっています。(参照:ニュースリリース)
「MyRefer」の実施事例
では同社のサービス「MyRefer」を導入された企業はそれぞれどのような効果があったのでしょうか?
ここではその事例を簡単に紹介させて頂きます。
IT系 システムインテグレーター企業様 導入後2ヶ月で2名の決定!
このシステムインテグレーター企業は競合とバッティングしない潜在層からの採用を検討し、元々リファラル採用を行っていました。
しかしアナログで管理をしていたため、全社員への認知が浸透しきれず、また社員が推薦するフローや空きポストの情報共有ができず上手くいっていなかったようです。
そこでこの企業がMyReferを導入したところ、全社員の紹介フローが整備され、導入後2ヶ月で2名の採用が決定しました。
IT系 Web系企業様 導入後3ヶ月で3名の決定!
次に紹介するベンチャー企業同社も、元々個別の社員紹介を行なっていましたが社員の動機形成が不十分だったので、上手く活用できていなかったそうです。
この企業もMyReferを導入し、更にゲーミフィケーションの要素を取り入れたことで紹介が加速し、導入3ヶ月で3名の採用が決定しました。
この他にもGE系企業で、推薦数・決定数ともに3倍以上に向上し、採用費を800万円削減した事例もあります。
まとめ
同社の提供する「MyRefer」の特徴の一部を紹介させて頂きました。
リファラルリクルーティング自体が最近とても注目されているので、徐々にリファラル採用を行なっている企業も増えています。
しかし各社色んな壁に直面し、なかなか上手くいっていないのも現状です。
その中、リファラル採用の課題を浮彫りにし、それを改善するための仕組み作りまでされている同社のサービスは、更に一歩先を行っているのでは無いでしょうか?
「MyRefer」は、フリープランとベーシックプランの2つの料金プランがあります。
今回はその違いまでは紹介できませんが、興味がある方は詳しく調べて活用してみてはいかがでしょうか?


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