01/ 弊社代表、只石昌幸のブログ
販売は製品が完成してスタートする。 マーケティングは製品が存在する以前にスタートする。 By フィリップ・コトラー

販売は製品が完成してスタートする。
マーケティングは製品が“存在する以前”
にスタートする。
By フィリップ・コトラー
以前、
弊社は、WEBサイトの受託制作の依頼を受けたら、
『どんなデザインにしたいか?』
『イメージはどうしたいのか?』
『ページ数は何ページくらい?』
と、
クライアントのすでにある製品に対して、
クライアントの持っているイメージを聞いて、
クライアントの希望のページボリュームで、
クライアントの目指すデザインを制作して、提供していた。
しかし・・・
結局、他社と同じようなデザインで、
結局、なにも個性も、主張もなく、
数あるWEBサイトの1つに埋没してしまうようなモノしか提供してなかった。
これには、
僕は、ずっとストレスを感じていた。
しかし、僕の主張を、クライアントに伝えてることはいけないことだと思い込んでいた。
だから、僕は、自社のWEBサイトだけは、僕の主張と、突き抜けた感じの個性的なWEBサイトばかり作っていた。
しかし、それが功を奏したのか、成果がすごく出たのだ。
目立つデザイン
個性的な構成
戦略的なSEO手法
これら、勝因だと思った。
しかし、追求していくと、成果が出た最大の理由はそこじゃないことに気づいた。
『そのサービスを完成させる前に、徹底的にマーケティングをしていた。』
表面的な、目立つデザインなんかよりも、
根本的な、『マーケティング』をWEB製作前に、徹底的に行なっていたからだ。
タグラインの明確化
ターゲットの明確化
競合他社との差別化の明確化
SEOキーワードの明確化
これらは、
サービスを決める前に、すべて決めた。
そこから、サービス名称や、サービスも在り方が自然と出てきた。
だから、うまくいったのだ。
この経験から、
今では、クライアントのWEB制作のやり方を、全く変えた。
製品が出来上がる前から、参加させてもらい、
サービスを明確にする前から、マーケティング戦略会議を一緒にさせてもらう。
そして、
WEBサイトは、ほぼ、弊社が主導で制作をさせてもらってます。
クライアントの抱くイメージよりも、
そのサービスを使うお客様をどう動かすか?だけ考えて。
クライアントのなんとなくのページ数よりも、
どんな情報を誰に渡すのか?から逆算して構成をつくる。
そして、
WEBサイトリリース後は、がっつり、弊社にて運営に参加させてもらい
結果が出るまで、やれることはすべてやるのです。
たとえ、見積に入ってないSNSなどが効果が出るということであれば、すぐに運用を開始して、とにかく、結果を出すまで、実験をし続ける。
今は、
ほぼ、クライアントからの制作依頼は、成功報酬型でやってます。
マーケティングの神様と言われる
コトラーの言葉、
『販売は製品が完成してスタートする。
マーケティングは製品が存在する以前にスタートする。』
これは、
製品ありきではなく、お客様ありきの考え方だと思います。
作りたい製品をつくるのではなく、
売れる製品にしてから、つくる。
“現代マーケティングの父”と言われるコトラーは、実は、1930年産まれのかなり昔の人。
しかし、この時代から、ずっと言われ続け、今でも、それをマーケティングの基礎と呼ぶくらい、コトラーの言葉は、現在のWEB戦略においても、確実に当てはまっているのであろう。
製品を完成させてから、マーケティングをやるのではなく、
製品の名称やキャッチを決めてから、WEBサイトを作るのではなく、
ぜひ、
マーケティング、タグライン、SEO戦略、ターゲット抽出を先にやってから
製品つくりをして欲しい。
そういう意味では、
ビジネスとは、
製品作りではなく、価値創造こそが、ビジネスと言えよう。


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June 03, 2015
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