01/ 弊社代表、只石昌幸のブログ
次々と面白いメディアやコンテンツを作り出すLIGの採用戦略とは?

遊び心溢れる自社ブログに定評のある株式会社LIGですが、この企業は新しい採用方法としてリファラルリクルーティングを導入しました。
常にわくわくさせるメディアを提供するために、優秀な人材を採用するためLIGが実施してきたことを解説します。
目次
LIGとはどんな企業か?
WEB業界を目指してるなら多くの人は株式会社LIGを知っているでしょう。
ネット上で目を引く記事で溢れているため、「面白い事をする会社」という印象をお持ちの方も多いと思いますが、厳密にはWEB制作会社という位置付けになります。
ウェブサイトの企画、開発やウェブマーケティング業務などを中心に行っています。
LIGとは「Life is Good」の略です。
WEBサイトも、メディアも、全ては「Life is Good」のため。人生は素晴らしいものと思えるものを創り出していくことがLIGの目標であり、使命であると捉えてもいいでしょう。
優秀なディレクターやエンジニア、デザイナーが集い、日夜ワクワクさせるような面白いコンテンツを制作する会社なのですね。
LIGの自社ブログ
LIGの名物ともいえるのは面白いネタで溢れた自社ブログです。
WEB制作会社は数あれど、LIGほど注目度の高いブログを運営している会社は他にはないでしょう。
なんとこのブログは、エンジニアやデザイナーといった役職に関わらず、「月に1記事」の更新が全社員の業務に含まれているのです。
多忙な制作の現場で全社員がブログの更新を実施する理由として、自分の中にインプットしたことを整理して、記事としてアウトプットすることで「人に物事を伝える力」を鍛えるという点が挙げられます。
このスキルはどの職種でも求められているため、全社員が取り組むことで成長することを目標に実施されているのです。
会社のブログにおかしいことは書けないため、社員は自分の番がくるまで知識をインプットします。
そしてブログを通してアウトプットすることで「使える知識」としていくのですね。
ネタ要素に溢れる記事ばかりが目につくように思えますが、実は全記事の8割以上は真面目な内容なのです。
これも社員の個性を強く表しています。
LIGのもつ哲学や理念
LIGでは経営者の想いを全社員に浸透できるように、「クレド」という仕組みを取り入れています。
「クレド」とは企業理念に基づいた行動指針を具体的に明確に書き記した小冊子のことです。
クレドを常に持ち歩き、いつでも読めるようにし、理解できるようにすることによって、LIGの社員としてどのように振舞うべきかを確認していきます。
クレドに書かれている事は難しい事ではなく、当たり前にできる事をあえて明記しています。
社員全員に守って欲しいことであり、この「当たり前」のことに共感してもらえないのであれば一緒に働くのは良くないと思われます。
LIGのクレドは「企業理念」「心がまえ」「Jayとの約束」の三段階でできています。
LIGのクレド①企業理念
クレドの一番上にあるのが企業理念であり、LIGとして全社的にとり組む大黒柱ともいえる部分です。
企業理念はずばり「わくわくをつくる」ことです。
読む人を飽きさせない楽しい記事やコンテンツを生み出す根源は、この企業理念があるからなのですね。
「わくわくをつくる」ことからブレないところはさすがLIGといえるでしょう。
LIGのクレド②心がまえ
企業理念の次に来るのが「心がまえ」です。
心がまえは仕事に向き合う姿勢や考え方の指標となります。
「高いクオリティで世に出そう」「現状に満足しないで改善しよう」「心身共に健康でいよう」「仕事を楽しもう」の4つの心がまえが明記されています。
LIGは妥協を許さず、遊び心溢れるコンテンツを提供していますが、これらの心がまえがあるからこそ成し遂げられるといっても過言ではありませんね。
LIGのクレド③Jayとの約束
クレドの最後に明記されている「Jayとの約束」では、10個の具体的な行動指針が明記されています。
漠然とした心がまえをより明確化したものとなっているのです。
「物事に優先順位をつけろ」「どうすれば喜ばれるか考えろ」「大切な仲間を助けろ」などの約束事が明記されていますが、いずれも「後は自分が困るだけだぞ」という言葉で締めくくっています。
全ては自分のために、ということですが、最終的にはそれがみんなのためになるという考え方です。
LIGの採用戦略
LIGでは求人媒体を用いた採用活動を行っており、自社ホームページでも常に求人を募集しています。
エンジニアやデザイナーは慢性的に人手不足となっていますが、そんな中LIGは2015年からリファラルリクルーティングを導入しました。
今後はリファラルリクルーティングで優秀な人材を採用することに注力していくと考えられます。
リファラルリクルーティングとは、社内外の信頼できる人物を紹介や推薦をして採用する手法です。
求人媒体に広告を出すと数十万といったコストがかかりますが、リファラルリクルーティングは紹介で採用するため実質タダであり、コストといったら面接くらいで非常に安くすむのがメリットです。
人脈を介した手法であるため、「縁故採用」や「コネ採用」と同じだと思われることもありますが、「ねらい」は大きく異なっています。
縁故採用は企業の幹部や取引先の親族の就職の世話を頼まれたりして、採用基準を満たさない人物を採用させます。ネガティブなイメージを持たれています。
それに対しリファラルリクルーティングはあくまで候補者に採用基準を満たした人物を採用させます。
ただ友達だからとか、頭が上がらない人だからといった理由で紹介はされません。
紹介する側も、自分の会社で活躍できる人物かどうかを見極める必要があります。
まとめ
個性的で楽しいコンテンツをたくさん生み出す株式会社LIGは、今後ますますリファラルリクルーティングで優秀な人材を採用していくことが予想されています。
リファラルリクルーティングは採用候補者に一定以上の質を求めて、人脈を積極的に活用する採用手法ですが、明確な理念がないと社員の協力度が下がり形骸化するというデメリットもあります。
LIGではリファラルリクルーティングを促進するため、協力社員数や面談数、内定数をデータで把握し、現状分析を行いました。
現状を把握した上で、リファラルリクルーティングを活性化していくため、「LIGスカウトキャンペーン」を実施しました。
このキャンペーンは短時間で結果が残せるように、社員に向けて1ヶ月限定の紹介キャンペーンを行いました。
13のチームを作り、チーム対抗で友人紹介しエントリーした数を競い、優勝したチームには好きなご飯をチーム全員がご馳走になるプレゼントがありました。
また優勝しなくても紹介する行動に出たことを評価するため、5エントリーで賞品が貰えるという内容でした。
LIGスカウトキャンペーンを実施したところ、採用決定数が4倍に伸びました。
この実績も踏まえ、今後も個性的なキャンペーンが実施され、優秀な人材がリファラルリクルーティングで採用されていきます。
LIGでリファラルリクルーティングが成功を収めたのは、クレドを通して企業理念が社内に浸透していたのも一因としてあるでしょう。
アメリカでは一般的ですが、日本企業でもベンチャーを中心にリファラルリクルーティングの導入が進んでいます。
企業理念を確立し、全社員に共有することでこの制度が成り立つのは、LIGの例をとっても明らかでしょう。


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