01/ 弊社代表、只石昌幸のブログ
リファラルリクルーティングは実はお得?採用費用を抑えることができる理由と企業実績を紹介!

目次
近年注目されているリファラル採用
リファラル採用とは、企業に所属する社員から知人を紹介してもらう採用手法です。日本ではまだ馴染みのない採用手法ですが、アメリカでは7割もの企業がリファラル採用を導入しています。
Googleをはじめとした世界トップクラスのIT企業があるシリコンバレーでは、なんと9割もの社員がリファラル採用で入社しています。
アメリカでは既に一般的になっていますが、近年は日本でもリファラル採用を導入している企業が増えていることをご存知でしょうか?
大企業だけではなく中小企業やベンチャー企業など、その規模を問わず様々な企業がリファラル採用を導入しています。
今後は日本の採用市場でもリファラル採用が本格的に導入されることが予想されますが、この採用手法の大きなメリットとして採用にかかる費用の安さが挙げられます。
リファラル採用はコストを低く抑えられる?
リファラル採用の魅力の一つとして、転職エージェントや求人広告と比べると採用の費用がかからないことが挙げられます。社員を採用するための企業の経済的負担を抑えることができるのです。
求人広告を求人サイトに掲載するだけでも数十万の費用がかかります。数週間掲載するとその額は数百万にまで膨れ上がると考えられます。また、求人広告を掲載したからといって求めている人材に出会えるという保証はありません。
それに対し、リファラル採用の場合は紹介だけのため費用はかかりません。コストが0での採用も不可能ではありません。費用面で会社に負担がかからないため、積極的にリファラル採用を実施している企業も増えています。
リファラル採用は社員の定着率が高い?
一般に求人サイトを通した新人採用での内定率・内定承諾率は高くても30%といわれています。裏を返すと、70%以上の選考管理費用が無駄になってしまいます。
リファラル採用では何回かの面談を通して内定・内定承諾を行うケースが多く、選考管理費用を低く抑えることができます。
また、せっかく採用した社員もすぐに離職されると無駄な費用がかかってしまいます。採用しても社員が定着しなければ企業は大損失を被ってしまうのです。
リファラル採用で入社した社員の離職率は一般的に低い傾向にあります。リファラル採用で入社した新規社員は、すでに社内に知り合いがいるため比較的会社に馴染みやすいからです。
ある研究によると、社内に知人がいる状態で入社するのと全くいない状態で入社するのを比較したところ、知人がいる状態で入社した人のほうが早期退職率が低く会社に定着しやすいという結果になりました。
5年や10z年といった長いスパンで考えた場合、社内に知人がいるという点でもリファラル採用は費用削減に効果的な採用方法であると考えられます。
リファラル採用によるコスト削減の成功事例
リファラル採用を実施している企業は増加しています。ですが成功した事例はどのようなものがあるでしょうか?
1. 70万ドルのコスト削減に成功したアクセンチュア
アクセンチュアはアイルランドに本部を置く総合コンサルティング会社です。世界最大の経営コンサルティングファームであるこの会社は、リファラル採用を導入して70万ドルのコスト削減に成功しました。
コンサルティングは専門性が高い業界です。そのため求人広告で募集をかけて採用するより、実情をよく知る社員の横のつながりから人材をリクルーティングするのがミスマッチを防ぐことができると考えることができます。
またアクセンチュアはリファラル採用を希望する人のために「マッチング会」を定期的に開催しています。
応募はまだ決めてないが会社のポジションや会社について知りたい人もマッチング会に参加することで、応募したいポジションを明確化させることができます。
2. 採用コストを560万円から40万円に縮小できたプラスバイプラス
株式会社プラスバイプラスはCADサービスの設計、開発事業を行っている企業です。プラスバイプラスでは2017年1月から4月までに、4名の社員をリファラル採用で入社させることに成功しました。
エージェント経由であれば1名あたり140万円の費用がかかりますが、リファラル採用では1名あたりの費用を10万円にまで削減することができました。
そのため、4名採用となると560万円かかっていた採用コストを40万円まで抑えることができたということになります。
また、4名とも最終面接からの内定率は100%で、内定辞退もゼロであったため、非常に効率の良い採用活動を行うことができました。
これまで採用活動に費やしていた労力を他のことに注力することができ、リファラル採用のメリットを十分に発揮できました。
3. 採用単価を86%削減できるRefcome
株式会社Combinatorはリファラル採用を活性化させるサービスである「Refcome」の開発・運営を行っています。
リファラル採用に取り組みたい採用担当者の課題を、Comninatorの持つノウハウとシステムの両面から解決するサービスを提供しています。
Refcomeではまず、現場から求人のニーズを吸い上げ採用担当が依頼を作成します。周知機能を作成して、全社に依頼内容を紹介します。
依頼された社員は「招待ページ機能」を用いて、知人にURLを送信します。
社員の知人は招待URLを受け取り、求人情報を知ることができます。
気になる求人であった場合は応募をクリックして面談まで進むことができますが、同サービスを通じた紹介や応募はダッシュボード上で管理されるため、応募者の管理を行うことも可能です。
Refcomeでは100社以上のリファラル採用を実施した実績があり、導入前は130万円もあった採用単価を86%削減した18万円に抑えることに成功しました。
リファラル採用は従来の採用モデルを一新させる?
「採用にかかる費用が安い」というのはリファラル採用最大のメリットといえますが、自社の社員が紹介や推薦、フォローに割く労務コストもあり、社員への負担がかかることもあります。
また、社員満足度が高い企業でなければ「知人に紹介したい」と思う社員も少ないので、リファラル制度を導入してもうまく機能することはないでしょう。
とはいえ、リファラル採用は従来の採用モデルを変える可能性を秘めています。
数年前から中途採用でリファラル採用を導入している企業は着実に増えてきていて、現在は新卒採用にも導入している企業も現れています。
従来の採用制度ではいわゆる「高学歴」といわれる大学や、特定の体育会部活動出身の学生が優先して採用されることが多かったですが、学歴が高かったり体育会出身だからといって企業の求める人材に当てはまっているとは限りません。
リファラル採用は従来の採用とは異なり、精度の高い人物情報をもとに採用が行われます。
そのため従来の学歴や部活動歴にとらわれず、企業が求める人材にうまくマッチングした人物を採用できる可能性が高いです。
決してメリットばかりとはいえないため、採用するすべての社員をリファラル採用で入社させる企業はまず現れないでしょう。
100人採用するとなると80人は既存の採用制度で採用し、残り20人はリファラル採用といった従来モデルとの共存を用いる企業が今後増えると予想されています。
リファラル採用の最大の強みは「費用の安さ」であるため、経済的に苦境にさらされる中小企業やベンチャー企業にとっては生き残るための生命線となるでしょう。


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