01/ 弊社代表、只石昌幸のブログ
マザーズ上場のWantedlyの評判はいかに?時価総額40億の真相とは?

皆さんは、ビジネスSNSって聞いたことありますか?
海外では「LinkedIn」に代表されるようにキャリアアップや人脈形成として多く活用されているのでご存じの方もいらっしゃると思います。
しかし日本では、まだまだ知っている方のほうが少ないのではないでしょうか?
今回はビジネスSNSの中でも、2010年に日本で誕生した「Wantedly」というサービスについてご紹介します。
目次
Wantedlyの概要について
Wantedlyとは
「Wantedly」(ウォンテッドリー)とは、ウォンテッドリー株式会社が企画・開発・運営を行うビジネスSNSのサービスです。
彼らは、「シゴトでココロオドル人をふやす」という使命を掲げ、ビジネスSNSのWantedlyを展開しています。
Wantedlyには3つの中心価値があります。
- Discover : 共感を通じてユーザと企業をつなぐ会社訪問アプリ・Visit
- Connect:ユーザ同士を名刺でつなげるアプリ・People
- Engage:つながりを深めるチャットアプリ・Chat
Wantedlyは働く全ての人のインフラとして、働く人を応援していく活動を行っています。
Wantedlyは女性起業家が立ち上げた?
Wantedlyは女性起業家が立ち上げた企業だということも注目すべき点です。
その女性起業家とはどういう方なのかといいますと、ゴールドマン・サックスを経て、Facebook Japanに初期メンバーとして参画した仲暁子さんです。
彼女はとても優秀な経営者であると同時に、実はエンジニア・プログラマーでもあります。女性が起業するケースは最近でこそ珍しくないですが、さらに女性エンジニアでもあるという点ではとても珍しいケースではないでしょうか。
そんな異色の経歴、仲暁子さんが開発したサービスWantedlyとは一体どんなサービスなのでしょうか。
Wantedlyは単なる転職サービスではない?
Wantedlyのサービスは一般的には転職サービスとして広く認知されています。
しかし、同社はソーシャルリクルーティングツールから仕事全般のビジネスSNSというふうに、現在ではその目指すところが変化しているように感じます。
なぜなら同社がリリースしているプロダクトには、ニュースアプリや連絡帳アプリ、ビジネスチャットツールsyncと、転職以外の部分にも広げているからです。
もう一つ付け加えるならばWantedlyはエージェントではなくプラットホームです。
SNSを上手く活用しているからこそ、人と人との繋がりが生まれ、一般的な就職活動にありがちな、年収や条件などのマッチングではなく、どんな“チーム”と働くか、どんな“思い”を持った会社で働くかの部分でマッチングができるというのが強みとなっています。
だからWantedlyを活用すれば自分に合った会社を探せる可能性が高まるといえるのではないでしょうか。
Wantedlyのサービスを活用してみる
Wantedlyを活用することのメリット
ではWantedlyを活用するとどのようなメリットがあるのでしょうか?
これは、仕事を探している側の立場と、企業の人事の側の立場の2つの視点からみるとよく分かります。
◆求職中の立場でのメリット
・いきなり面接ではなく気軽に企業を訪問して話を聞くことができる
・プロフィールを仕上げておけば逆にオファーがもらえる
・気になる企業の方と繋がりを持てて人脈が増える
・企業の担当者とチャットできるようになる
◆採用担当者の立場でのメリット
・1回の面接では気付けない個人の様子がSNSを通じてより分かる
・転職を考えていない「潜在層」にもアプローチができる
・エージェントに比べて低コストで求人ができる
・SNSが土台となるので拡散がしやすい
このような特徴があげられます。
Wantedlyの活用手順
活用にあたっての手順は以下のようになります。
①まずはアカウント登録をする
こちらはFacebookとの連携があるのでそれほど難しくありません。
②プロフィールを完成させる
基本的な情報を入れてから更に具体的に入れて完成度100%を目指す。
③募集を見る
5つのフィルターから自分が探したい職種をスクリーニングできる。
④いよいよ応募
応募は3つのボタンから種類を選んで行う
以上の流れになりますが、とてもサイト内のUI(ユーザーインターフェース)が使いやすい印象があります。
企業からのアプローチを増やしたい人は、プロフィールをしっかり作りこむといいでしょう。
特にポートフォリオも登録できるので、活動しながら蓄積していくことをお勧めします。
Wantedlyの3つの応募ボタン
先ほど応募ボタンが3つあるとお伝えしましたが、具体的には以下の3種類があります。
例えばこのマネーフォワードさんに興味を持ったとしましょう。
そしたらあなたは写真右下にある「話を聞きに行きたい」ボタンをクリックしてみてください。
すると次の3つを選択できる画面が出てきます。
○今すぐ一緒に働きたい
○まずは話を聞いてみたい
○少しだけ興味があります
是非とも就職したいという場合は、一番上の「今すぐ一緒に働きたい」を選択すべきだと思います。
しかし、いきなり面接まではちょっと気持ちが固まっていないなというようであれば、2番目の「まずは話を聞いてみたい」を選択してみてください。
私がWantedlyを活用する上で面白いなと思った発想の一つがこの選択肢があるということでした。
まずは話を聞いてみたいという選択をした場合でも、企業からアプローチがあるのですが、その場合は履歴書も不要で、スーツでなくてもいいので文字通りただ話を聞きに来てみませんか?というケースがほとんどです。
そこでお互いがマッチングできれば、後日改めて履歴書持参で面接しましょうということになります。
これは使ってみてとてもアクションを起こしやすく、緊張して自分の良さを伝えきれない経験がある私には、ありがたいシステムだなと感じてます。
Wantedlyの評判や可能性
応援で求人が倍増する
求職者側でWantedlyを使ってみた感想を書かせて頂きましたが、企業側からも感想を書かせていただきます。
ITベンチャー系の特にまだ立ち上げたばかりの企業としては、求人も一苦労という会社が多くあると思います。
そんな会社にとってはこのWantedlyはとても有効な手段ではないかと思っています。
特に企業側目線で面白いシステムだなと思う点は、SNSの特徴を活用した拡散にあるのではないでしょうか?
Wantedlyは「応援する」というボタンがあります。先ほどの画面の「話を聞きに行きたい」ボタンの上にあるのですが、わかりますか?
実はこのボタンを上手く活用できるかどうかが、求人の応募にとても影響を与えると言われています。
たくさんの人から応援されている企業は露出が増えて、また応援してくれた人とつながっている人にリーチができるので、求職していない潜在層にも情報が届くようになるということが最大のメリットだと思います。
これは、いわゆるエージェントを通しての求人募集ではなかなかアプローチできない部分なので、私は個人的にこの部分が一番Wantedlyの可能性を感じているところでもあります。
Wantedlyの評判
Wantedlyは2017年8月10日、東京証券取引所マザーズ市場に新規上場を申請して、この度無事に承認されました。
しかも驚いたことに、時価総額が40億円とも言われています。この評価は市場関係者からはちょっと高いのでは?と言われていますが、話題性はとてもある企業ですし、CEOの仲さんの経歴を高く評価されているのではないでしょうか?
株式の保有比率は、CEOの仲暁子氏が筆頭株主で69.98%、ついでサイバーエージェントが11.10%、そして個人投資家の川田尚吾氏が6.38%と続いています。
ただし、このWantedlyの新規株式公開(IPO)に関して、一部では「やりがい搾取感が否めない」と批判する声もあり、いろんな見方があるようです。
まとめ
私の個人的な見解としては、目立つものは叩かれる。叩かれる中に本物はさらに成長していく。と思っていますので、今後のWantedlyの更なる発展に期待したいと思っています。
IT関連だけでなく、世の中多くの企業が良い人材獲得に頭を悩ませている時代に、Wantedlyのようなプラットフォームがさらに普及していくと、より日本が活性化していくのではないかと思います。
まずは一度どんなものか覗いてみるのもいいかもしれません。


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September 07, 2017
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